LORD of VERMILION III - ロード オブ ヴァーミリオン® III
WORLD
ロード・オブ・ヴァーミリオン〈紅蓮の王〉」と------
レムギア年代記第3章
この宇宙には無限の平行世界が存在する。本作の舞台は、我々が暮らす世界とは、異なる次元に存在する世界――レムギア大陸。レムギアは、大地が宿すちから『マナ』の恵みを受けた豊穣の地。
しかしある時、大陸中央部の内海に忽然と浮上した巨塔により、情勢は一変する。“赤い魔眼”を持つ巨塔の主が、自らを『紅蓮皇帝』と称し、数多の神魔霊獣を率いて侵攻を開始したのである。この『大侵攻』により、レムギアの平和と秩序は崩壊した。
『大侵攻』から17年後――
大陸各地で『紅蓮皇帝』の暴挙に耐えかねた民による反乱の火の手が上がる。反乱軍を率いた者たちの中には、皇帝の眷族たる『ロード』しか持ちえないはずである、“アルカナのちから”を有する者たちがいた。彼らは皆一様に、片方の目に赤色に光る瞳を持つが故『紅蓮の子ら』と呼ばれた――
紅蓮の子らは戦った――剣折れ、膝をつき、信じた絆を断たれようとも、それでも赤き瞳は光を失わず、未来へと手を伸ばし続けた。そしてその想いは、“彼ら”を呼び寄せる。降魔――滅亡した平行世界で生き残り、拭えぬ想いにより神魔を超えた存在。
『紅蓮』と『降魔』、この二つの強き想いが合わさるとき、レムギアの地に、新たなる力が転醒する。